戦略コンサルタント ケーススタディ対策
戦略コンサルタント ケーススタディ対策 |
戦略コンサルや外資系企業を目指す人が読むべき対策本、書籍
対策本、書籍紹介
戦略コンサルタントを目指すためのスキル向上に役立つ、実際私自身が役立ったと思う書籍、参考書をご紹介します。
皆さんの日々の知的トレーニングにぜひご活用下さい。
筆記試験対策(以下、1問1~2分が目標)
上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書”
基本事項解説、例題、練習問題で構成されています。
判断推理の全パターンが網羅されており、パターンが見えてきます。
実際の問題もこの中のパターンから出題されています。
公務員試験 判断推理必殺の解法パターン
ブーズの筆記で冷汗をかいた際に購入したもう一冊。
万全を期すならばこちらも。
上・中級公務員標準数的推理―基礎から体系的に学べる“基本書”
判断推理よりは楽勝です。慣れるまでそれほど時間はかかりません。
昔やった知能テストのリマインド程度に。
ケーススタディ対策(事例編)
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
いわゆるパズル本で、富士山の例はノンビズに相当します。
ケーススタディを面接で課す背景等が記載されており、ケーススタディの入門としても良書です。
有名な本なので是非一読されることをお勧めします。
観想力 空気はなぜ透明か(三谷 宏治(元AC))
「空気はなぜ透明か」もノンビズケースです。
筆者はちょっとクセのある人ですが、面接官が何を見たがっているのかがわかります。
事例系は余り多くはないので、数をこなしておきましょう。
企業参謀―戦略的思考とはなにか(大前 研一(元マッキンゼー))
有名な本ですね。私はこの本の第三章、イカ漁船のケースで、数値計算のサプライ・デマンドの思想をマスターしました。
戦略パワー・プロフェッショナル(齋藤 義則(元マッキンゼー))
マッキンゼー出身の齋藤氏の書籍。事例本としてはかなり面白いです。読み手を飽きさせないケースが多数あります。
この本でのウリは、様々な企業に対する筆者の着眼点にあります。ケース面接には直結しない「足」で稼いだ成果と言われる内容もありますが、仮説検証に必要な力が備わります。
戦略思考コンプリートブック(河瀬 誠(元ATK))
ちょっとした練習問題があり、完遂するのはなかなか骨が折れましたが、一通りこなしました。
(ケースの解答も付与して欲しかったという記憶があります。)
実況LIVE マーケティング実践講座 (須藤 実和(元ベイン))
題名の通り、マーケティングに特化した内容で、経営ファンクション系のケース対策に活用しました。
iPod(アップル)/DAKARA(サントリー)/オデッセイ(ホンダ)/メリット(花王)など、具体的なケースがあります。補強程度に。
ケーススタディ対策(その他)
常識として知っておきたいビジネス数字(DI)
数値計算系のケース対策では、余りニッチな数字を知っていても加点対象にはなりませんが、この程度は把握しておきましょう、という道しるべ程度に使用しました。
数字が古い場合は、最新版を把握しておきましょう。
ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
(高田 貴久(元ADL、BCG))
ケースの際のプレゼン能力向上に役立ちます。読みやすい本です。
プレゼン内容まで徹底してロジカルに突き進めると、かなりケース面接に対する拒否反応が排除できます。
戦略思考・ロジカルシンキング(一般論/基本原則)
以下、上記以外に読んで、役に立ったと思える書籍群です。余り数をこなすのに意味はないかも知れませんが、アプライするファームが出版している書籍は、流しておきましょう。
私がオススメするのは、元マッキンゼーの齋藤氏の書籍群です。
改訂3版 グロービスMBAクリティカル・シンキング
MBAシリーズの中ではかなり秀逸な方だと思います。対策本としてではなく、通常のビジネス書としてもかなり役に立ちます。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル(元マッキンゼー)
対策のための入門書ですね。見直し程度に。
考える技術(大前 研一(元マッキンゼー))
オレオレ節が満載ですが、この時代の大前氏はポーター等と異なり、事例をまぶして一生懸命伝えていこうという気概が感じられます。
非学術肌の彼の本は個人的に好きです。
戦略シナリオ 思考と技術(齋藤 義則(元マッキンゼー))
戦略、って何?という人向けに非常にわかりやすく説明しています。ポーター・コトラー・企業参謀に挫折した人はこちらからどうぞ。
齋藤氏は、世の中でわかり難く伝わっている事柄を、自我なくわかり易く説明しようとしている方の一人だと思います。
戦略コンサルではなくても読んでおいた方が良い良書ですね。
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」(齋藤 義則(元マッキンゼー))
問題解決の理論をチャートと事例を駆使してわかりやすく説明しています。
戦略パワー・プロフェッショナルよりは若干教科書の色がありますが、相変わらず具体的な企業の事例が絡んでいるため、身につきやすい良書です。
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」(齋藤 義則(元マッキンゼー))
『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』の著者による続編です。今回は「問題解決」の前段階となる「問題発見」が対象となります。解決の方が面白いと思ったら、こっちもセットで読んでおきましょう。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田 和成(元BCG))
内容としてはライトな本です。仮説思考の重要性がわかります。但し、いつどの様に使うのか、といった方法論がうまく纏められていない様に感じました。
面接対策本としては、流し読みでOK。実際の現場で使いたい、という人は、これを自分なりに応用していく必要あり、な本です。
戦略「脳」を鍛える(御立 尚資(BCG))
フレームはひたすら暗記して当てはめるものではなく、都度自分で生み出していく、という点を目覚めさせられた良書。
身に着けるまで定期的に読んでいました。
もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法(古谷 昇(元BCG、DI))
要領よくやる意味では天才的な人という伝説を持つ人。私はこの本を同僚に薦められました。
今は廃刊になっているので、古本屋、Amazonのマーケットプレイス等でゲットできる場合は、是非。読み物としては面白いです。